一般に、「金（ゴールド）はインフレに強い」と言われますが、その言葉どおり、インフレの有無も金価格の変動要因となります。

このインフレの動向については、世界各国、特に米国の物価指数が注目材料となります。代表的な物価指数としては、次のような指標があります。

■卸売物価指数（ＰＰＩ）
■消費者物価指数（ＣＰＩ）...など

なお、米国ではエネルギーと食品を除いた消費者物価指数をコア物価指数と呼び、中長期のインフレ傾向をみる上で重要視されています。

ＣＲＢ指数というのは、世界各国の物価指数以外に、インフレ動向を占う指標として注目されている指標です。

具体的には、ＣＲＢ指数とは、米国のCommodity Research Bureau社が米国の先物市場に上場している商品のうちの次の19品目の価格を指数化したもので、代表的な商品指数と位置づけられています。

■金　■銀　■原油
■天然ガス　■アルミ
■小麦　■コーン■牛　■砂糖...など

□鉱山会社のヘッジ売りと金先物価格
□金価格上昇の要因は鉱山会社の寡占化？
□金価格とドルの動きには公式がある？
□有事以外の理由で金が買われている？
□ＣＲＢ指数と金価格の関係は？

□新産金の生産量は？
□ランド高・ドル安が金価格の上昇要因になる？
□米国経済と金価格との関係は？
□ロシア・中東の地政学的リスクとは？
□ＣＲＢ指数と金価格の関係は？