インド国民の所得と金需要
インド国民の所得は、その経済発展とともに増加しています。
例えば、米国の経済誌フォーブスの「世界長者番付」ではインド人がベストテンに4人も入るなど、インドの大躍進を世界中に印象づけています。
インドの経済発展と金需要の拡大
日本の投信会社が国内で販売している「インド株ファンド」の純資産が年々増加していますが、日本の投資家の資金を大量に集めること自体、インド経済が好調であることを表しているといえそうです。
さらに、近年はインフラ整備を手掛ける企業の株式に投資するファンドが人気を集めており、インド国内ではインフラ整備が活発化しています。
これにより欧米の景気動向に左右されにくい経済構造への転換を図っているようです。
もともとインドでは「金(ゴールド)」はステータスの象徴といわれていて、貧しい人々も無理をしてでも「金」を買い求める傾向があったわけですが、それに加えてこのようなインドの経済見通しが、今後の金需要の拡大予測につながっているものと考えられます。
ちなみに、インドでは花嫁が貢物として「金」を持参する習慣もあり、近年の所得増大によって貢物の相場も急騰しているようです。
こうした経済発展や所得増加を考えますと、インドの金需要もさらに拡大していくものと思われます。
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