カントリー・リスクというのは、国がデフォルト（債務不履行）に陥ったり、政変などが起こるリスクのことをいいます。

このような事態に直面しますと、その国の株式や債券、通貨などの価値は暴落する恐れがあるので、外国の株式や債券、通貨などに投資する場合には、このカントリー・リスクの有無にも注意を払う必要があります。

なお、金（ゴールド）というのは、国境を越えた通貨といわれているくらいですので、当然カントリー・リスクもありません。

前述したように、投資には様々なリスクがあるわけですが、それら一般的なリスクを確認してみますと、金投資のリスクは次の2つのリスクに絞られることがわかります。

■価格変動リスク
■為替リスク

このように、金投資にはリスクの種類が少ないので、投資初心者に人には判断しやすい資産であるといえそうです。

ただし、リスクはある程度絞ることができますが、投資金額や売買タイミングをはかる上では、価格変動要因の分析が重要になってきます。

□元本割れリスクと流動性リスク
□金投資のカントリー・リスクとは？
□中国には個人が金に向う材料が揃っている？
□インドの金需要と規制
□オイルマネーの金需要とは？

□金投資の信用リスクとは？
□金投資には相場観が必要？
□中国の人民元切り上げと金需要の拡大
□インドの経済発展と金需要の拡大
□金ＥＴＦと欧米の機関投資家の動き