前述したように、「金（ゴールド）」には価格変動リスクがありますので、市場を取り巻く環境次第では、投資元本が目減りするというリスクがあります。

なので、「金」の取扱会社では、元本の返済を保証していません。

ちなみに、この元本割れリスクについては、「金」だけでなく、株式、投資信託、外貨預金といった投資商品に共通のものといえます。

資産を選択する際の三大要素は、次のようなものであるといわれています。

■収益性
■安全性
■流動性

「金」というのは、安全性よりも収益性が重視されがちですが、必要な時にすぐに現金化できるかどうかといった流動性については、希望する値段で売却できない場合などを除けば、まったく心配はないといえます。

流動性が高い資産とは、換金するのに時間や手間、手数料のかかる資産のことをいいますが、「金」は購入した会社以外の会社で売却する場合を除けば、流動性リスクはほとんどないといえます。

ちなみに、保険商品や外貨定期預金と比べても、「金」のほうがずっと流動性リスクは低いといえるかもしれません。

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