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金投資の信用リスクとは

信用リスクとは?

株式や債券には、国や企業などといった発行体が破綻すると元利金が返済されなくなるリスクがありますが、このようなリスクのことを「信用リスク」といいます。

かつてのバブル経済の崩壊以降、上場企業の倒産も相次ぎましたが、近年のサブプライムローン問題により打撃を受けた企業も多いようです。

よって、「この株式や債券であれば安心だ」といえるような企業は、次第になくなっていくのかもしれません。

また、ペイオフ解禁により、これまで安全と考えられていた銀行預金にも信用リスクが生じる可能性が出てきました。

さらに、預金だけでなく、保険や年金なども母体となる金融機関の信用によりお金が目減りする恐れがあります。

金投資に信用リスクはあるの?

金(ゴールド)は、そのもの自体に価値のある実物資産なので、「金」を購入した会社の信用が低下しても、「金」自体の価値が低下することはありません。

また、株式でしたら発行企業が倒産すると紙くず同然になってしまいますが、「金」が紙くずになることはありません。

ちなみに、「金」には国際通貨という一面もありますので、世界共通の価値に裏付けされた信用リスクとは無縁の存在といってもよいのかもしれません。

なお、不動産も実物資産なので、基本的には信用リスクはありませんが、土地から有害物質が検出されたというような環境汚染リスクや、地震により建物が被害を受けるといったリスクは存在します。

その点「金」でしたら、このようなリスクもありません。


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