金(ゴールド)は個人で保管し財産となる
金(ゴールド)は、原油や小麦と比べて、退蔵性に優れています。
また、「金」は、燃えにくく、腐ることがないほか、金塊として保管するためにグラム数により大きさを変えることも可能です。
さらに、「金」は比重が重いので、保管容量が小さくてすむことから、個人の金庫で保管することも可能です。
仮に原油を保管しようと思っても、原油は液体ですから、容器に入れて火の元に厳重な管理をして保管しなければなりません。火事にでもなれば、原油は大災害を引き起こしてしまうからです。
まして小麦であれば、倉庫に保管しなければなりませんし、年月が経過してしまうと、賞味期限切れで商品価値が失われてしまいます。火事になれば、小麦は燃えてしまいます。
このように、原油や小麦など他の商品の場合は、個人的に保管し、財産とするのは現実的ではないといえます。
金価格が高くなるほど価値が上昇する
「金」は原油や小麦と異なり、生活消費財ではありませんので、価格が高くなればなるほど価値が上昇することになります。
一方、原油や小麦のような生活消費財が不足した場合には、他に代替品が求められたり、需給の調整が図られるなどの価格対策が行われるので、価格が青天井になったりはしません。
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