IMFはどのような組織なの?
中央銀行は各国の紙幣を刷っているわけですが、この中央銀行を取りまとめているのがIMF(国際通貨基金:International Monetary Fund)になります。つまり、IMFは国際金融にとって非常に重要な機関ということができます。
ただし、IMFは融資を条件に、「構造調整計画」という世界的なプログラムにあらゆる国を組み込んで経済的な内政干渉を行い、金融で世界経済を支配しようとしているといわれることもあります。というのは、IMFの代表専務理事の不平等な選出が行われていることがあるからです。
IMFの代表専務理事の不平等な選出とは?
具体的には、IMFへの出資の第1位はアメリカ合衆国であり、その出資比率は17%以上とダントツなのですが、専務理事については1人も輩出していません。
また、日本も6%以上の出資比率で第2位となっているのですが、同様に1人も専務理事を輩出していません。
歴代の専務理事は10人いるのですが、出資比率第3位のドイツの専務理事はともかく、フランスなどは10人中4人も輩出しています。
さらに、出資比率1%で第20位のスウェーデンが2人も専務理事を輩出し、2%台以下のオランダ、ベルギー、スペインが専務理事を輩出している現実があります。
つまり、このような状況をみますと、IMFは欧州にコントロールされ、国際間の決済に利用される「金(ゴールド)」を大量に保有することによって、各国の中央銀行の支配をさらに強化しようとしているとも考えられるのです。
ちなみに、日本銀行ももちろんIMFのコントロール下にあり、政府としてお金まで出させられているという状況です。
世界の金融の実態を鑑みますと、今後は円紙幣だけに頼ることなく、世界の中央銀行間の決済に利用されている「金」を我々日本人も持ったほうがよいのかもしれません。
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