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ペーパーマネーの終焉から金が見直される?

米国株式市場におカネが流入する前提は?

米国の株式市場にマネーが流入するには、次のようなことが前提となります。

■アメリカ人の消費の旺盛さがいつまでも続き、今後も消費をし続けること
■企業が国内成長をし続けること
■上記とともに、金融サービス業が傷つかず、国内に潤沢な資金があり、経済が好転し続けること

というのは、米国では効率化を最重要視した産業政策、すなわち高回転で資産を回して利益を生む構造を進めるあまりに、製造業などの実態産業ではない金融サービスが主要産業となっているからです。

米ドルの基軸体制の危機で金(ゴールド)が見直される?

現在の世界経済は、ヘッジファンドや債券の再債券化、価値以上に刷りすぎて世界中に出回ってしまったドル紙幣といった、実体経済以上に膨らみすぎたマネー問題に晒されています。

こうした中、もはや債券や紙幣というペーパーマネーは信用されなくなりつつあります。こうした状況は、「金」が見直される現象を引き起こすものと考えられます。

つまり、米ドルを基軸としたペーパーマネー経済は終焉し、商品時代が到来すると考えられるのです。

米国では財政赤字と経常収支赤字という「双子の赤字」が続いていますが、これはアメリカ合衆国、ひいては世界の基軸通貨であるドル経済の実態といえます。

なお、米国経済の問題としては、さらに家計の債務残高の増加や貯蓄率の低下、高齢化の進展に伴う政府の社会保障費の増大等が課題として挙げられます。


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