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中世・大航海時代の金の役割は?

中世の「金(ゴールド)」の役割は?

12〜13世紀以降にかけては、中世ヨーロッパで錬金術の試みが進みました。

もちろん「金」を創ることはかないませんでしたので、錬金術そのものは失敗したのですが、錬金術のおかげで、硫酸、塩酸、硝酸といった薬品が発見されることになりました。

その後、大航海時代になると、「金」は大きな役割を果たすようになります。

ポルトガルは西アフリカから「金」を集め、スペインの冒険家や略奪者はインカ帝国、メキシコやペルーの鉱山から「金」や「銀」をヨーロッパに運びました。

そして、彼らがもたらした金銀がもとになり、ヨーロッパではインフレーションが起こり、銀の価格が下落し価格革命まで起きるようになりました。

大航海時代の金の役割は?

大航海時代になると、マルコ・ポーロの東方見聞録を読んだコロンブスが、黄金の国ジパングの記述に触発されて、西インド諸島を発見します。

これにより、その後、ヨーロッパの世界的立場を変えることになります。

ちなみに、実際に、日本には平泉の中尊寺金色堂が当時からあったわけですが、東方見聞録には、黄金の国ジパングには「金」でできた宮殿があると書かれていました。


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