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米国のFF金利下落がマネーの流れを変える?

基軸通貨ドルの崩壊とは?

1971年8月15日に、アメリカのニクソン大統領により、ドルの「金(ゴールド)」との交換を取りやめるという宣言が行われました。これがいわゆる「ニクソンショック」です。

これにより、米ドルが文字通りのペーパーマネーとなり価値が崩れていくことになる口火が切られました。

それ以来、世界中にばら撒かれた米ドルですが、現在では、もはやその価値と基軸通貨としての立場を失おうしています。

現在の米ドルを支える体制は次のようなものですが、これらの方策は立ち行かなくなるものと考えられます。

■米国企業株式投資に外国資本を呼び込み、米ドルで投資をさせる。
■米国債を発行し、日本や中国等の貿易の相手国に買わせる。
■米国低所得者に住宅を与え、借金分を債券にして国際金融資本に買わせる。

アメリカのFF金利が下落している?

FF金利(フェデラルファンド金利)というのは短期政策金利のことです。2007年6月29日に付けられたアメリカのFF金利は、5.25%でしたが、2008年3月18日には、2.25%となり、およそ9か月ほどで3%も金利が下落しています。

また、2008年4月30日に、FOMC(連邦公開市場委員会)は、さらに0.25%の政策金利の引き下げを行い、2.00%にまで落としました。

これほど金利が低くなると、米国の債券を持つ理由がつかなくなるわけですが、これによりマネーの向う先が大きく変わることになるものと思われます。


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