ペイオフ制度とは?
ペイオフとは、英語ではデポジットペイオフ(deposit payoff)といいますが、これは、預金に対する保護制度のことです。
日本では、2002年4月から、銀行が破綻した場合に、それまで全額を払い戻して保証していた銀行預金の保証をやめて、1銀行1口座につき1,000万円の預金とその利息しか保証しない制度が導入されています。
つまり、このペイオフという制度により、これからは「自分の資産は自分で守れ」ということになったということです。
また、このペイオフ制度の導入と同時に、外国の投資銀行が日本人の個人資産部門に参入してきました。
さらに、郵便貯金まで国際金融資本に狙われているというのは、郵政民営化の流れをみれば明らかです。
自分の資産は自分で守る
このようなときに、自分の資産はいったい誰が守ってくれるというのでしょうか?
それは、政府でも、外国の金融機関でもなく、まさに自分の知恵と英知を駆使して守っていくほかないのです。
よって、これから特に注意しなくてはならないのは、自分の資産は、何かの仕組みや制度によって守られているという思い込みや、銀行などの金融機関であれば大丈夫といった幻想です。
つまり、それは幻想であり、実際にそのシステムや制度はいきなりなくなる可能性があるということに気付かなければならないということです。そういう時代になったのです。
金(ゴールド)を見直す?
自分の資産が、上記の幻想によって保証されていた預金や株式、債券などといった資産のみで形成されている場合には、非常にリスクの高いものとなっている可能性があります。
自分の資産を自分で守るためには、手元にいつでも置くことができ、また、価値が不変で、腐食もしない「金」を見直してみるのもよいと思われます。
もし、世界経済全体の仕組みや誤った制度が、自分自身に襲い掛かってきたとしても、物々交換できる体制今からをつくっておけば、自身の資産を守ることだけでなく、その豊かさを周囲の人にも分け与えることができるはずです。 |