地金商には、「消費寄託」というプレミアムサービスを行っているところもあるようです。

「消費寄託」とは、積み立てた地金を自分が返還を申し出るまで、地金商が借りて活用する運用方法で、期間満了時には規定に則ったプレミアムが付きます。

ただし、万が一その地金商が破綻した場合は、預けた地金が、その時点での地金商の財務状況により全量返済されない可能性もありますので注意が必要です。

「金（ゴールド））」は、金貨などに鋳造された場合、その金貨自体が希少価値を持つときにはプレミアムが付いて、オークションなどで取引される可能性があります。

ただし、金貨を金塊と比べた場合には、金貨は鋳造費やデザイン費、企画費がかかるので、当初の売り出しや通常の売買では、1トロイオンスあたりの価格は金塊よりも割高に設定されています。

現在の日本では、投資対象や資産形成の手段として、「金」に対する評価はそれほど高くありませんが、「金」は歴史的に見ても、他の投資アイテムと比べてみても、その優位性は揺るぎないものといえます。

とはいえ、投資資産のすべてを「金」に向けるということではありません。

投資資産の10％程度でも「金」に向うようになれば、様々なリスクに対応した安心できる資産形成ができるのではないかと思われます。

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