どのようなデータを活用しているのですか?
著名な投資家であるウォーレン・バフェット氏は、2008年度の世界長者番付1位に輝きましたが、彼の主な情報源(データ)は、誰でも入手可能な企業の年次報告書※だそうです。
このような誰でも入手できるデータ(情報)が、世界一の投資家の情報源なのです。
つまり、同じ素材を与えられても、料理する人によってまったく異なる料理ができあがるのと同じで、同じデータを与えられてもそれを入手する投資家の投資判断能力によって、まったく異なるインフォメーション(投資判断)になるということです。
ですから、個人投資家としては、情報の量や質にこだわるよりも、まずは継続的に学び、経験を積んでいくことが大切なのです。
年次報告書とはどのようなものですか?
年次報告書(Annual report:アニュアル・レポート)というのは、アメリカの証券取引委員会(SEC:Securities and Exchange Commission)が上場企業に対して株主に提供することを推奨している報告書のことをいいます。
この報告書には、次のようなものが網羅されており、株主でなくても企業ホームページなどで入手することが可能です。
■代表取締役のメッセージ
■財務諸表
■事業の進捗状況
■業界情報
■新商品やサービスの開発状況や案内
■子会社情報
■将来の事業に向けた研究開発活動...など |