ユーロドル市場がグローバル・スタンダード
2007年のBIS調査によれば、東京市場は今ではスイスに抜かれて世界第4位になってしまっています。
また、ユーロが第二の基軸通貨と呼ばれるまでに信用力をつけてきたことから、取引高から考えても通貨別であれば米ドルとユーロ、通貨ペア別であればユーロドル市場の動向を把握するのが外国為替市場全体を把握するグローバル・スタンダード(世界標準)となってきています。
なお、海外のメディアの日本円の扱いは、もはや主要通貨としてではなく、アジア通貨の1つとして報じられることも多くなってきています。
とはいえ、日本のメディアが外国為替市場動向を扱う場合には、いまだにドル円とユーロ円のレートを伝えるに留まっているケースが多いようです。
初心者はドル円から始めたほうがいいですか?
初心者向けのFX本などを見ますと、まずはドル円取引から始めましょうとすすめているものがあります。
しかしながら、前述したようなことから、ドル円取引から始めるにしても、外国為替市場全体を見渡したうえで、ドル円市場動向を考えなければ見誤ってしまう可能性が高いです。
よって、次のような点について把握したうえで、ドル円市場動向を考えることをおすすめします。
■米ドルとユーロのそれぞれの行方
■ユーロドル市場の動向
■欧米の経済事情 |