専門家は痛手を負わない
投資家相場の見通しを誤ると損失を抱えますが、金融市場の専門家というのは、たとえ自分の予想が間違っていたとしても、なぜ間違えたのかを後で理路整然と説明できればいいだけですので、何も痛手を負わないということは頭に入れておきたいです。
金融市場の専門家の中には、日々調査・研究を行い真摯に市場と対峙し、投資家に情報提供している人もたくさんいます。
しかしながら、そのような専門家の相場予測であっても、常に当たるとは限りません。
1年中同じ相場予想の専門家には要注意
実際の市場では、やや円高が進んだ後に円安になったり、その逆もしかりのように、相場というのはうねりながら動いているのがほとんどで、一方向に動くことはあまりありません。
具体的には、変動相場制になってからの30数年の歴史の中で、1年を通してずっと円高だったり円安だったりした年などは、2〜3度あったくらいです。
なので、1年中同じような相場予想を言っている人にも注意が必要です。
外国為替の専門家の分類
外国為替の専門家を大きく分けると、次のように分けることができます。
■外為取引業務に関わっている人
⇒ 外為ディーラー
⇒ ブローカー
⇒ 事業法人財務部外為担当者
⇒ 前職が上記のような肩書きで現在は個人投資家となり投資活動をしている人
■外為取引業務に関わっていない人
⇒ ストラテジスト、アナリスト、エコノミスト、学者などで、外為関連情報を収集・分析して、記事やレポートなどを執筆している人
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