どれくらい情報量に差があるのでしょうか?
外為ディーラーなどのプロが触れている情報で、個人投資家が触れられないものというと、ニューヨーク支店など海外勤務の同僚、ディーリング・ルームや他部署の同僚、他行や顧客との情報交換といったものではないでしょうか。
ただし、もちろん市場関係者同士の情報交換というのは貴重ですが、そのような情報に触れている外為ディーラーたちが相場で勝っているかといえば、それはまた別の話です。
市場関係者同士の情報には単なるウワサとかガセネタレベルのノイズもあるようですから、これについてはそれほど気にすることはないと思われます。
また、ブルームバーグやロイターが配信するニュースなどは、トップニュースで扱われるほど重要なものであれば、そのほとんどすべてが各社のホームページでも見ることができますので、遜色ないといえます。
さらに、スカイパーフェクトTVのブルームバーグやCNBCを契約して、新聞を定期購読すれば、情報源についてはほとんどプロと変わりない状況といえます。
個人投資家とプロとの差はほとんどない?
上記のことからわかるように、個人投資家とプロとでは、情報源においてそれほど差はありません。
つまり、個人投資家の中には、なかなか勝てない要因にプロとの情報量・質の差だと考えている人もいるようですが、実際にはそれほど差はないということです。
ただし、それらの情報を最良の投資判断に生かす投資判断能力については、個人投資家とプロとで差があるのはいうまでもありません。
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