プロと個人の情報格差が小さくなっている
最近は、為替に関する情報も増えてきていますが、証券会社や銀行でもレポートを作成して、店頭などで顧客に配布したり、あるいはインターネットを通じて見ることができるようにしています。
特にインターネットが普及してからは、個人でもかなり質の高い情報が、比較的簡単に手に入るようになってきています。
かつては、プロと個人を分ける大きな違いは、入手できる情報の質であったことは言うまでもありません。
これは、常にマーケットに張り付いているプロは、それなりの情報ルートを持っていますし、周りにも積極的にトレードしている人達が大勢いますので、そういった人たちとの情報交換が役に立つことも多いからです。
質の高い情報を持っている銀行
為替相場に関連する情報は、やはり銀行が最も多く持っています。
というのは、ヘッジファンドや機関投資家、実需筋が銀行を通じて取引の注文を出してくるので、どういった人達が、どのような投資行動を取っているのかが、銀行の中にいるとすぐにわかるからです。
よって、ディーラーのようなプロに加えて、このような銀行と大きな金額で取引している顧客は、プロの間で交わされているような質の高い情報に接することができるのです。
かつては、個人では、この手の情報はなかなか手に入れるのは困難でした。しかしながら、最近は、インターネットを通じて、プロ向けに近い情報も発信されています。
もちろん、機密の問題がありますので、すべてのプロ向け情報が手に入るわけではありませんが、それでもそれに近い情報は、比較的容易に入手できる環境は整ってきています。
|