リアルマネーと呼ばれる投資家は、日本でいうところの投資顧問会社や生命保険会社などの機関投資家のことです。

ヘッジファンドは大きなリスクを取る一方、大きなリターンを追求する投資家ですが、リアルマネーは安定的な運用を目指す投資家といえます。

ただし、海外のリアルマネーは、日本の機関投資家と比べると若干スタンスが異なります。

なお、新聞の相場欄などを見ると、しばしば「リアルマネー」という用語が出てくると思いますので、注意して読んでみてください。

日本の機関投資家は、バブル景気がピークアウトして以降、延々と痛い目にあっているため、非常に慎重なスタンスで運用しています。

これに対して、海外の機関投資家も、基本的には代表的なインデックスに従って運用しているので、リスクを取るといってもそこには限界があるのですが、それでもリスクを取ること自体に対しては、比較的積極的な態度をみせています。

インデックスをベースに運用してはいるものの、自分たちの判断でかなりのリスクを取って運用しているようです。

□損切りは早く、利食いは遅くとは？
□海外と日本のリアルマネーの違い
□ファンダメンタルズ派とテクニカル派
□必要なのはファンダメンタルズかテクニカルか
□テクニカルが効果を発揮するのは？

□ポジションが一方向に動き出したときは危険
□カレンシー・オーバーレイの為替相場への影響
□初めに見るのはファンダメンタルズ
□テクニカル分析によるトレード
□個人でもプロ向けの情報入手が可能に

□通貨の売り買い
□銀行のディーラーの役割

□投資戦略と投資期間
□ディーラーのサイトで相場予測