ユーロ導入までの流れは?
ユーロは、EU(欧州連合)加盟国のうち、現在16か国が使用している世界唯一の統一通貨です。
第2次世界大戦後、欧州各国はアメリカに経済力で引き離される中、通貨を統一して単一市場を創出しようという議論が起こりました。
そのためには、関税の撤廃など規制の緩和だけでなく、欧州で単一通貨をつくることが不可欠だったのです。
このような背景から、欧州統一通貨への取り組みが始まり、紆余曲折がありながらも、1999年1月にまずドイツとフランスなど11か国でユーロの導入がスタートしました。
なお、ユーロを発行するのはユーロ導入国の中央銀行ですが、ユーロの政策金利を決定できるのは、各国中央銀行総裁などからなる欧州中央銀行(ECB)になります。
ユーロのその後の参加国は?
その後もギリシャなどが参加し、2009年1月からはスロベニアが参加して16か国となっています。なお、参加国は今後も増える見通しで、現在は次の国がユーロ導入の準備段階に入っています。
■デンマーク
■エストニア
■ラトビア
■リトアニア |