景気動向指数というのは、景気の「山」や「谷」となる転換点を判断する材料となるもので、景気の方向性（上向きか下向きか）を総合的に示す指標をいいます。

具体的には、ＤＩ（Diffusion Index）とＣＩ（Composite Index）で表されます。なお、日本では、内閣府経済社会総合研究所が毎月公表しています。

ＤＩでは、景気に敏感な経済指標を選定し、3か月前と比べて改善した指標が占める割合をみます。通常は、50％を境にして、景気拡大または景気減速を判断します。

景気動向指数には、次の3種類があります。

■先行指数
⇒　数か月先の景気を示します。
⇒　先行指数が良好であれば、景気見通しが良いということになります。

■一致指数
⇒　現在の景気の状況を示します。
⇒　3か月以上50％を超えれば景気拡大局面といえます。
⇒　3か月以上50％を下回ると景気後退局面といえます。

■遅行指数
⇒　半年〜1年前の景気を示します。

□アジアネームは和製英語
□景気動向指数はＤＩで表示
□コア指数は物価指数
□ＧＤＰは国内総生産
□消費者信頼感指数はアンケート調査

□季節調整とは季節要因を除外したもの
□3つの景気動向指数の内容
□サイバーマンデーは社会現象
□ＧＤＰデフレーターは物価指数
□消費者物価指数（ＣＰＩ）は物価の変化を表す

□ＯＰＥＣ（オペック）
□ＺＡＲは南アフリカランド

□カントリーリスク・地政学的リスク
□公開市場操作