国際通貨の中において、取引高・信用力が最も高いのが米ドルです。

米ドルは、戦後から1971年まで唯一金と交換可能な通貨であり、金により米ドルの価値が保証されていました。

ただし、現在では、金とは切り離されていますので、米ドルそのものの信用力により各国の通貨の信用力も図っている「ドル本位制」といってもよい状況にあります。

上記のように米ドルは通貨の中でも影響力がありますので、当然外国為替市場での存在感も他を圧倒しています。

よって、外国為替市場はドルを中心に変動しているといっても過言ではありません。

世界中の市場参加者は、米ドルの価値に影響を及ぼす出来事や情報に最も関心をもっています。

米ドルの価値に影響を与えるものには、米国内外の政治や経済、戦争などがありますが、地特別な場合を除いては、最も注目されるのはアメリカの経済状況になります。

中でも金融政策動向の影響は大きいことから、金融政策を担うアメリカの中央銀行であるＦＲＢ議長の発言は、世界中のメディアが注目しています。

ちなみに、ＦＲＢ議長の発言は、世界中のメディアが行間からも次の政策動向を読み解こうとするほど、要人発言の中でも最も注目度の高いものといえます。

□英語による情報収集が不可欠
□米ドルの特徴と影響力
□有事のドル買い、基軸通貨、ＦＲＢ
□ＥＣＢの金融政策方針
□ユーロの脅威とアメリカの為替政策

□ブルームバーグやロイターを利用する
□為替政策の米ドルへの影響
□ユーロの特徴と経済格差
□ＥＣＢの要人発言
□変動相場制、ＦＦレート

□一目均衡表と5本の補助線
□変動相場制と金本位制度の関係

□各国通貨の注目点
□ダウ理論への批判