どのような関係にありますか?
通貨の価値を大きく左右する要素となるのが「物価」です。
物価の上昇が続くと、一定の金額で買えるモノやサービスの量は少なくなる、すなわち、その通貨でモノを買う力=購買力が低下し、通貨の価値は下がります。
なので、一般的には、継続的に物価が上昇するインフレーションのときには、その国の通貨は安くなります。
逆に、物価が下落するデフレーションのときには、通貨の購買力が高まりますので、その通貨は買われることになります。
現実はそれほど単純にはいかない?
基本的な物価の見方は、上記のようなものになりますが、現実にはそれほど単純にはいきません。
インフレが起こるということは、その国の経済が活況であることを示しているわけですから、その国の通貨への需要が大きい場合が多いですし、逆に、デフレは、経済の停滞に伴って起こるわけですから、通貨への需要も低迷して、為替レートが安くなる場合があるからです。
つまり、過度のインフレでなければ、通貨にとっては買いの材料になる場合が多いといえるのです。
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