GDP(国内総生産)はどのような指標ですか?
様々な経済指標の中でも、GDP(国内総生産)は最も重要な指標の1つです。
このGDPは、ある国で一定期間に新たに作られた富(モノやサービス)の総量を表すものであり、主要な国では四半期ごとに数値が公表されます。
GDPは名目?実質?
GDPは、インフレなどによる物価の変動分を考慮しない名目GDPと、物価の変動分を取り除いた数値である実質GDPの両方が発表されますが、重要視されるのは実質値のほうになります。
また、GDPの金額そのものよりも、前四半期との比較や、年率での成長率など、変化の割合をパーセントで表した数値が重視されます。
GDPの判断の仕方は?
GDPが前年比プラスになっていれば景気は拡大しており、マイナスになっていれば不況ということになりますが、単純に全体の変化率を見るだけではなく、その中身も重要になります。
GDPの構成要素は?
GDPを構成しているのは、主として次の4つです。
■個人消費
■設備投資
■公共投資
■貿易収支(輸出−輸入) |