GDPの構成要素とその読み方
GDPを構成しているのは、主として次の4つです。
■個人消費
■設備投資
■公共投資
■貿易収支(輸出−輸入)
そして、この4つがバランスよく成長しているのであれば、景気の拡大は長続きすると予想できます。
しかしながら、公共投資のみ、あるいは貿易収支のみが伸びているような、ある分野が突出している場合には、全体がプラスであっても成長は不安定であり、すぐに息切れする可能性があります。
つまり、同じGDP成長率であっても、その中身によっては様々な読み方がされるということです。
名目GDPとは?
名目GDPというのは、物価の変動を考慮しないで(排除しないで)求めた数値のことをいいます。
実質GDPとは?
実質GDPというのは、物価の変動を考慮して(排除して)求めた数値のことをいいます。
なお、名目GDPと実質GDPでは、実質GDPのほうが重要視されます。 |