FXと外貨預金の金利比較
外貨預金は金利、FXはスワップポイントと、表現は異なりますが、ともに金利分であることには変わりありません。
FXでは、ポジションを保有した分はそのままもらうことができますが、外貨預金(定期)の場合は、途中解約すると当初想定していた金利分がもらえないことがあります。
これは、外貨預金の場合は、1年なら1年に足(決済期限)を決めたフォワード取引と同じものですので、一度組んだポジションを変更するのに手間がかかるからです。
通常、フォワード取引では、ポジションを反対売買することはありません。
例えば、1年後に足を決めた「ドル買いのフォワード取引」を解約するためには、その解約日から当初フォワード取引の足の日までの「ドル売りのフォワード取引」を新規で組み、その足の日に両者を同時に差金決済します。
つまり、為替のフォワード取引というのは、決済日に向けてどんどんポジションを積み増していくのです。ただし、これは取引業者側の問題ですから、顧客とは無関係です。
FXと外貨預金の収益機会
収益機会というのは、相場がどのように動いたときに利益を上げられるのかということで、これは、売り注文から入れるのかどうかということになります。
これについては、外貨預金ではドルやユーロを買うことしかできませんので、その後、ドルやユーロが円に対して高くならないと利益を上げることができません。
一方、FXでは、ドルやユーロを買うことはもちろん、売ることも可能ですから、ドルやユーロが円に対して高くなっても安くなっても、利益を上げられる可能性があります。
よって、FXの方が、この点においても投資妙味があるといえます。 |