FXと外貨預金の手数料・投資効率
FXの取引手数料の安さと、投資資金の小ささは、投資効率が高いことを意味しています。
前述のケースのように、同じ金額のポジションを保有して、同じような相場変動を経てポジションを閉じるにしても、FXでは外貨預金の10分の1以下の投資資金と10分の1程度の手数料で売買できますから、はるかに効率よく利益を上げることが可能になります。
ただし、これは逆に考えれば、レバレッジが効いている分だけ、効率よく損をすることにもなりますから、それだけリスク管理には慎重を要します。
レバレッジ取引では、過剰なリスクを取ると、時として非常に大きな損失を被ります。
FXではリスク管理が必須
外貨預金では総代金が預入されていますので、保有する通貨の価値がゼロにならない限り、損失が当初資金を上回ることはありません。
しかしながら、FX取引は、担保を前提にする取引ですから、相場の動きによっては全運用資産がなくなり、さらに追証を求められることもありますので、十分な注意が必要になります。
もちろん、ポジションの金額と同額の資産を担保として預けた上で取引を行うのであれば、何ら問題はありません。
つまり、常に証拠金とのバランスを考慮したリスク管理さえしっかり行っていれば、レバレッジのリスクを過度に恐れる必要はないといえます。
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