外国為替市場はどこにあるのですか?
株式の場合には、東京証券取引所のような売買を行う取引所が存在しますが、外国為替市場の場合は、取引所が存在するわけではありません。
これは、外国為替市場が対顧客市場だからです。
対顧客市場とは?
為替市場の中核は、インターバンク市場というものになります。
このインターバンク市場では、金融機関同士が取引をしているのですが、これら金融機関を通して、一般企業や個人投資家も取引ができることを対顧客市場というのです。
具体的には、市場に参加する投資家を専用回線で結び、売買注文をさばいているのです。
ちなみに、東京外国為替市場といった場合には、日本の金融機関が主に活動している時間帯を指した便宜的なものになります。
為替レートが動く理由は?
外国為替市場において為替レートが動く理由については、通貨を商品(物)と考えるとわかりやすいです。
といいますのも、通貨の値段というのも、商品(物)と同様、需要と供給のバランスによって決まるからです。
つまり、人気が高くて買いたいと思う人が多くなれば商品(物)は値上がりしますが、反対に人気が低ければ商品(物)は値下がりするということです。 |