リスクコントロールを徹底する
極端な話、9勝1敗という勝率を誇ったとしても、その1敗が膨大な金額になってしまえば、残りの9勝分の利益をすべて吹き飛び、トータル損益ではマイナスになってしまいます。
よって、たとえ負け越した場合でも、損切りと利益確定のバランスを上手くコントロールして、トータル損益では、最終的に勝ちというところへ持っていかなければなりません。
つまり、目先の勝率はさして重要ではなく、損切りはマメに行い利益は大きく伸ばすということを徹底する必要があるということです。これが、リスクコントロールをするということです。
相場というのは、自分の思い通りには動いてくれませんが、リスクを最小限に抑えることは自分でもできます。
最終的に勝っている投資家というのは、実は、このリスク管理の考え方がしっかりできているのです。
損小利大を徹底するとは?
たとえ負け越しても、「損小利大」を徹底すれば、トータル損益で大きくプラスに転じることができます。
損失が出たら小さいうちに損切りして早めに撤退し、その代わり利益が出始めたら、すぐに利益確定せずに、含み益が十分に大きくなるまで待つということです。
この考え方さえ守っていれば、勝率は低くてもトータルでは勝つことができるのです。 |